UIUXデザインでの注意点について

UIUX
2023-09-27
矢崎 祐

年々進化し続けているUIUXのデザインですが、小さなミス一つでもユーザーにとって不満を抱いたり、製品やサービスの価値が下がってしまいます。

これらを避けるために気をつけるべきUIUXのデザインをいくつか簡単に紹介していきたいと思います。

ナビゲーションメニュー

数々のWebサイト上やアプリで見られるナビゲーションメニューは、ユーザーが目的のページを探す手掛かりとなる重要な要素で、明確で分かりやすく、使いやすくする必要があります。具体的にはリンクの厳選、フォントサイズや余白の考慮などが挙げられます。これが逆に紛らわしいナビゲーションメニューですとユーザーにとってストレスとなり、サイトを離れてしまう可能性が高くなります。

特にECサイトやニュースサイトなどのページ数が莫大なサイトなどは、これだけでも改善する必要が十二分にあると思います。多少の予算オーバーも検討すべき要素です。

モバイルデバイス向けではないデザイン

近年スマホからインターネットにアクセスするユーザーが増え続けているので、考慮すべき重要なポイントかと思います。PCと比べ、画面のサイズが小さいので、その上でのフォント、画像、ボタンなどのサイズの最適化を図りましょう。またPC版でのデザインとのギャップが大きいと、ユーザーにとっても違和感を抱いてしまう可能性もありますので、それも踏まえた上でのデザインを構成しましょう。

ユーザーからのフィードバックを考慮しない

結局どんなに優れたサイトを構築していても、それを優良と評価するのはユーザーですので、そのユーザーが実際にそのサイトを利用した上でのフィードバックを無視してしまうのは死活問題です。デザインだけでなく、使用中に起きたバグなど、どんなに小さい事でも真摯に受け止め、製品やサービスの改善に活かしましょう。定期的にフィードバックを求める事も必要かと思います。

読みやすいコンテンツ

テキストのコントラストや小さすぎるフォントサイズなどで要素が混雑しているコンテンツは、情報を読み取り、それを理解するのが難しくなります。。これによりユーザーエクスペリエンスは低下し、アクセスするユーザーも失ってしまいます。かと言って、ただサイズを大きくすれば良いわけではなく、テキストにメリハリをつける事も重要です。一つ言えるのは、視覚障害持ちのユーザーも利用されるサイトの場合は、サイズやコントラストによってはテキストが読みずらく、ストレスを抱えてしまう場合もあります。幅広い年齢層で利用されるサイトなどはメニューに「サイズの変更」ボタンを付け加えると良いでしょう

一貫性のないデザイン要素

様々な色やフォントが使用されているサイトやアプリはユーザーにとって混乱を招き操作するのが難しくなる可能性があります。デザインは一貫性が大事なので、同じデザイン要素を極力使用しましょう。また色が与える印象というのは、ユーザーにどのような印象を与えるか重要なポイントです。地図アプリにおいても、森林や公園を位置づけるのに青系の色、池や湖、海を位置づけるのに緑系の色は使用しておりませんよね。ユーザーがすぐ識別できる配色を心掛けるのも大事です。

専門用語を多用する

専門用語を使用してはいけない事ではありませんが、そこに明確な説明がないと、その用語に馴染みのないユーザーは何の事を指しているのか理解が難しくなり、中身が優良であっても全体的なユーザーから見て使いづらい、ユーザーフレンドリーに欠けるサイトとして扱われます。コンテンツを作成する際は誰もが理解できる言語を極力使用し、難しい場合は明確な補足の説明を足しましょう。

行動喚起ボタンの欠如

行動喚起(CTA)ボタンは、ユーザーがサービスや製品を利用、購入するなどにおいて非常に重要なボタンであり、これが欠如していると、ユーザーにとって次の行動が分からず混乱を招きます。その結果、コンバージョン率、ユーザーエクスペリエンスを減少する形となり、製品やサービスを売れません。CTAは明確で目立つように設計し、ユーザーがすぐ決断を取れるようにする必要があります。

具体的にはユーザーの注意を引くようなコントラストな配色、フォントの太文字などが挙げられます。

読み込み時間が遅い

目に映る印象だけでなく、そもそもページを読み込むのに時間がかかってしまうと、そのコンテンツの内容がいかに優良であっても、ユーザーはそのページから離れ、検索エンジンのランクにも影響を与えてしまいます。デザインで高画質の画像やビデオを使用する事は、綺麗に見えて良いアイデアのように思われますが、読み込み時間を増やしてしまう主な原因ですので、画像の容量の最適化、コードの縮小などを図り、少しでも読み込み速度を上げるようにしましょう。

複雑なフォーム

登録プロセスにおいて重要な役割を果たすフォームですが、これが複雑で不明確な指示があると、ユーザーに不満や混乱を与えてしまい、せっかく決心して登録しようとして頂いたユーザーがサイトを離れてしまう可能性があります。サイトの種類によって重要事項が違う事もありますが、フォームの簡易化と明確な指示の提供は確実に行いましょう。一つ例を挙げるとすると、フォームの入力画面に遷移した際に、完了までの進行状況がわかるバーを追加し、どの程度入力が進んでいるかをガイドを導入しましょう。

最後に

いかがでしょうか、これらのUIUXデザインを注意することで、より優良なサイトやアプリが作成できます。「優れたサイト」と言うのは、あくまでも制作側の主観でしかありません。ユーザーのニーズや懸念に耳を傾け、それらをデザイン制作の過程において最重要事項として認識しましょう。ご購読ありがとうございました。

この記事を書いた人

営業/ディレクター
矢崎 祐

UIデザイン、Webデザインをメインに制作。ノーコードでの実装も可能。元シェフ飲食店歴10年。趣味はスポーツ(する方)サッカー、フットサル、ゴルフなど